2014年 11月 01日
【古神】サウィンの蔡
昨晩はHAPPY HALLOWEEN!
どこもかしこも賑やかだったようですね^^
そして今夜は――――――…!
HAPPY SAWEEN!
ついに始まりました、"闇の半年"!
あまり知られていませんが、ハロウィン(正確にいうと十月最後の3日間)は
この"闇の半年"が始まる前夜祭。今夜という二度と来ないひと時は、新たに始まる歳月を
生まれ変わった心身と光の季節を迎えるための大事な期間なのです。
"闇の半年"と聞くと、マイナスなイメージを持たれがちですが
言い伝えに寄るところ、霊的なエネルギーが頂点に達し、
負の思考から脱する所が本元の意味合いなのだそうです。
個人的には、「見直しの期」ととらえております。
はてさて、皆さんは今日という日をどのようにお過ごしになられたでしょう?
僕は珈琲にクッキーをダンク・インしながらゆっくりと過ごさせていただきました…(*´ω`*)
話を戻しますが、今年も残すところあと2か月。
楽しいことを巻き起こしたいものです。
……実はもう一つ、気を付けないいけないことが一つ。
どうやらこの時期は、異界と人間界との間に"時空の裂け目"が出たりでなかったり―――なのだとか。
"闇の半年"といわれるのも、このためかもしれませんね^^
ちなみに、古代ケルトを調べるうち"樹木"は深い意味と宇宙と関係しているようです。
あらゆる生命の先輩者は樹木や大地と直接つながっている彼らを今の時代以上に敬愛していたのでしょうから、きっと僕たちが忘れてしまった「地球の暦」を知っていたんだろうなぁ…。
その中に「13月分のシンボルツリー」なんてものもあるのですが、サウィンの始まる11月は
第一の月の象徴は―――なんと白樺。生まれで見る象徴樹木だと六月の樹木となるのですが、
「森の白い女神」とここでは指されております。
確かに、白樺って大自然の中だと軍勢している処ってそんなに見たことないかも…
ブナやコナラの中にひっそりと佇む一本の白樺って、何とも美しいですものね^^
ユニークだなと思ったのが、白樺はケルト宇宙における至福の天国
"白い空間"を意味する言葉が言語なのだそうです。
今回のイラストは、そこも反映してみました。
古き神ほど、暖かな目を持つ神様なのではないかな、とふと思います。
それは見守りの眼かもしれませんし、はたまた愚かささえ愛しいと思うほどかもしれませんし、
どんな視線にせよ、悟った瞳は暖かいのかもしれない。
+++≪ イラストについて ≫+++
僕の大好きな短編映画特集のようなハロウィンを題材とした作品があるのですが、
その映画の特典でハロウィンとサウィンについて過去歴史背景も交えて詳しく特集されていたのがきっかけでした。
それによれば、はるか昔、
ドルイドの地で民が飢饉で苦しんだ時、その民を束ねる王族の王子が自らを生贄として
天に恵みを求めたとのことです。
その背景から、豊作、豊饒を祈願すると共に、自己犠牲を遂げた王子の魂を弔い感謝を忘れないための行事だったのでは?というのがサウィン・ハロウィンの始まりだったのではないかとされているそうです。
それから僕は毎年ハロウィンサウィンには欠かさず絵を描く様になりました^^
今の時代があるのは過去のお蔭。
「犠牲無くして何も成り立たない」なんて、あんまり聞こえのいい言葉ではないですが、
忘れてはならないのは事実。
ましてやないがしろにしてはならない現実。
個人的にはにぎやかだけで終わってほしくないお祭りが
ハロウィンとサウィンです。
by raven963
| 2014-11-01 20:16
| 注連縄潜